45才サブ自由業と、23才ユミOLのまじめでちょっとHな恋愛とSEX研究室です。恋愛とセックスに対する質問にはまじめにていねいにお答えします。



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「窓の月」 第五章 越えられない壁 
第五章 越えられない壁


金曜日夕方、ユミはオフィスを定時で退社し、帰り道で途中下車しデパートの下着売り場に向かった。
ユミは思い浮かべていた・・・・。1週間前のサブとの始めてのホテルでの出来事。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サブは笑っていながら穏やかにユミに話しかけた。
「今日はユミの唇を奪っただけだ。 でも出会って3回目でこんな可愛いことキスできたんだから・・・たいしたもんだ♪」
「そして、ヌードでの相互観賞会でしょ・・・・」 屈託のない笑いだった。
結局その日、ユミは下着姿、サブはトランクスのみの格好で語り合い、お酒の飲み、ビデオで映画を見て・・・
別々に眠った。
ユミはダブルベッドで。 サブはソファで。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

下着売り場で、少し大人っぽいモカ色のレースの上下を買った。あの日の翌朝別れ際、やさしく抱かれながら囁かれた言葉を思いだしていた・・・
「次に会うときはユミの・・・下着をとっちゃう・・・・昨夜はなんとかがまんした・・・ほんとはたいへんなんだぞ・・・あそこでやめるなんて・・・・」

明日は夕方から2度目のサブとのお泊り・・・不安だった・・・でも、恐怖ではなかった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

大きな浴室だった。 ユミは自分のこころを逃れることのないものにしようと、2度目の場所をインターネットで調べた青山にあるラブホテルに指定した。
浴室の鏡に写る自分の姿を見つめながら、ふぅ・・と大きく息を吐き、そしてシャワーを浴びはじめた。



バスタオルを体に巻き、シーツを被ってサブがシャワー室から出てくるのを待った。キングサイズのダブルベッドからバスルームは半透明のガラス越しに透けて見える。
「自分のシャワー姿も見られたんだろうな・・・」 花柄をあしらったガラス越しに男がシャワーを終えて洗面所に移るのがわかった。
動悸が激しくなり、顔が紅潮するのがわかった。 ユミは自分の覚悟を確認するかのようにきつく目を閉じ、シーツで顔を覆った。

シャワー室を出た男はバスタオルを体に巻き、冷蔵庫の飲み物を出した。ベッドのサイドライトを残して、いろいろな位置にあるルームライトの照度が落とされた。 シーツ越しに部屋全体が淡いブルーに染まったのがわかった。

「ユミ、入っても大丈夫かな?」 「はい」と小さくうなずきながら応えた。
同じシーツに包まってその息づかいがわかるほどの距離に男性がいる。「大丈夫、怖くない・・怖くなんかない・・・」ユミは何度も自分に言い聞かせた。しかし、意識とは無関係に体は硬直し、やはり小刻みの震えが生じている。
髪の毛がやさしく撫でられた。

「ユミ、過去のことは忘れようね。 いままで4度ユミは男性に抱かれているけど、自分の意思ではなかったよね。でも、今日ユミの意志でこうしている。今日が本当のユミの初体験の日だよ。つらかったことはもうなかったことにしよう。忘れるんだよ・・・」 薄闇の中でサブの瞳の光が見えた。

「無理は決してしない。今日最後まで出来なくてもいいんだよ。こうして同じベッドで抱き合うだけでも1歩前進なんだから・・・。」
横臥の姿勢でやさしく抱き寄せられた。はだけている腕に肩口から愛撫が始まり掌まで進み、掌が重なり合い5本の指が絡められた。
「大丈夫?」 サブの声にユミは手を強く握り返すことで返事をした。
うなじに唇を感じた。少しずつキスの位置が移動し鎖骨まで達すると、再び上に移動しあごの先。 そして、唇が重ねられた。
唇をついばまれた・・・下唇・・上唇・・・。
握り合っていた手が解かれ、腰を抱き寄せられ、脚が触れ合った。 しかし、ユミの両足は固く閉ざされたままだった。
「ユミ・・・バスタオルを取るよ・・・」 裸の胸と胸が合わさった。
無我夢中で男の体にしがみついた。 静かにゆっくりゆっくり抱きしめられていた。

髪の毛からうなじ・・・せなか・・・腰・・・やさしい愛撫が続いていた。ユミは何も考えられなかった。ただ身を任せて・・・・。
乳房を愛された・・・乳首が口に含まれ転がされると声が耐えていた声が漏れた。両脚が緩み、男の脚がからんできた。

仰向けにされ上半身が唇で愛され、乳房を軽く包み込むように愛撫された。
「ユミ・・・すてきだよ・・・かわいい」 耳元で囁かれた言葉に体が反応するようにくねった。




しかし、男の手が下半身に及ぶと再び体に緊張が蘇った。
乳房を口で愛されながらも、男の手が膝頭から徐々に腿に上がってくると、あの義父との忌まわしい恐怖の感覚が鮮烈に脳裏に蘇った。
男の手がユミの秘所に触れた瞬間、ユミは悲鳴を上げ男を押しのけてバスルームに逃げ込み激しく嗚咽した。

ユミは悔しかった。頭では「受け入れよう・・・この人はやさしい人、今までの男とは違う」何度も自分に言い聞かせ納得していたはずだった。 でも、越えられなかった。
どれほど泣いていたのだろう・・・・。身になにもまとわず呆然と浴室の隅にうずくまるユミにバスローブがかけられた。
「ごめんよ、少し急ぎ過ぎたね。でもよくがんばったよ、何歩も前に進めたじゃない??ゆっくりシャワーで涙を流してから出ておいで・・・」
男の優しさが身と心に染みた。 ユミは男性の「やさしさ」を生まれて初めて、心から感じたのかもしれない。



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